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Ahco様|「よだかの影」ミュージックビデオ 制作事例

Ahco 様の楽曲「よだかの影」のミュージックビデオです。
夜の静かな倉庫街をボーカルの妹が歌いながら一人で歩き続けるワンカットと、
そのすぐそばでライトを持ち続けるギターの兄が“影の支え”として寄り添う構図で、
ふたりの関係性と街頭ライブからスポットライトの当たるステージへ、
と進んでいく成長を表現しています。
クライアント:Ahco 様
業種:アーティスト/シンガーソングライター
制作タイプ:ミュージックビデオ(MV)
動画尺:楽曲フル尺
公開媒体:YouTube/ライブ会場での上映 など
担当範囲:企画構成/撮影/ライティング/編集/カラーグレーディング

ご依頼のきっかけ・課題

「よだかの影」という楽曲の世界観を、派手なストーリーではなく、
“ふたりの関係性”と“積み重ねてきた時間”が伝わる映像にしたい、

というご相談から始まりました。

 


   •    ボーカルの妹が前を向いて進んでいること


   •    ギターの兄が、いつも一歩後ろから支えている存在であること


   •    普段は街頭ライブをしながら、少しずつ前進している二人の姿

こうしたリアルな関係性を、
そのままの二人の距離感で描くMVにすることで、
「よだかの影」というタイトルにも通じる、

静かな強さと優しさを表現したいという意図がありました。

制作の方針とポイント

1. 夜の倉庫街をワンカットで歩き続ける“決意”の背中

MVの前半は夜の静かな倉庫街を、

ボーカルが歌いながら歩き続けるワンカットで構成しています。

カメラはほぼ止めず、


   •    少しだけ前に回り込む


   •    横に寄り添う



といった最小限の動きで、
「どこへ向かうかはまだ分からないけれど、それでも前に進むしかない」
という決意と揺らぎの両方を、

歩くテンポと呼吸で感じてもらえるようにしました。

通りは静かで、人通りもほとんどない場所。
そこに歌声だけが響き、街灯とわずかな光が二人を浮かび上がらせることで、
楽曲の持つ“孤独さ”と“小さな光”を同時に描くことを意識しています。

2. ギターがライトを持つことで「影の支え」を象徴する

このMVの大きなポイントは、
ギターの彼が“ライトを担当している”ことで、

彼女を照らす存在として描いているところです。

夜の倉庫街で、ボーカルの彼女のすぐそばを歩きながら、
ギターではなくライトを持って、彼女の進む道を照らし続ける。

その姿は、


   •    表にはあまり出ないけれど


   •    ずっと近くで支え続けている存在

を象徴するものとして機能しています。

セリフやナレーションで説明するのではなく、
「ライトを持つ」という行為そのものに意味を持たせることで、
視聴者それぞれがふたりの関係性を想像できる余白を残しました。

3. ラスサビでスタジオに移り、スポットライトの下で並び立つ

ラストサビでは舞台をスタジオへ移し、
豪華なライティングの中、ふたりが並んで演奏するシーンへと展開します。

それまでの倉庫街では、


   •    彼女は歌い続ける人


   •    彼は暗がりでライトを持つ人

 


という“前後の関係”で描いていましたが、

ラスサビでは、
同じステージに立ち、同じ光を浴びる存在として描くことで


「街頭ライブを続けてきた二人が、

スポットライトの当たる場所へ少しずつ辿り着いていく」


という成長のイメージを表現しています。

照明の量も色も増やし、カメラの動きもわずかに大きくすることで、
前半の静かな夜道とのコントラストが強く出るように設計しました。


それでもあくまで主役は楽曲とふたり。
ライティングは派手になりすぎない範囲で、
“がんばってきた二人へのご褒美”のような光になるよう、

バランスを調整しています。

公開後の反応・効果

公開後、

 


   •    「ふたりの距離感がすごく素敵」


   •    「最後のスタジオシーンで泣きそうになった」


   •    「歌詞の意味が、映像を見てさらに深く入ってきた」

 


といった感想が寄せられ、
楽曲そのものの解像度を上げる役割を持ったMVとして受け取っていただいています。

ライブ会場でも、


   •    「MVを見てからこの曲がより好きになった」


   •    「倉庫街のシーンを思い出しながら聴いてしまう」

 


といった声があるようで、
楽曲とリスナーを結ぶ“もう一つの物語”として機能する映像になりました。

制作フロー

    1.    お問い合わせ・ヒアリング


         楽曲の背景や、ふたりの活動スタイル(街頭ライブなど)、

           MVで表現したい関係性についてお話を伺いました。


    2.    企画・構成案のご提案


       「夜の倉庫街をワンカットで歩き続けるパート」と

         「ラスサビのスタジオパート」という二部構成と、
         ギターの兄がライトを持つ象徴的なアイデアをご提案しました。


    3.    ロケハン・スタジオ選定


           夜間撮影が可能な倉庫街ロケーションとラスサビ用のスタジオを選定し、

           実際の導線や光の入り方を確認しました。


    4.    撮影当日(倉庫街パート)


         歩くテンポ・カメラ距離・ライトの当て方を微調整しながら、

           ワンカットでの撮影を重ねました。
         ふたりの呼吸が揃うポイントを探りつつ、

           テイクを重ねてベストな一本を選んでいます。


    5.    撮影当日(スタジオパート)


         ラスサビに合わせたライティングプランを組み、
           浮遊感を出す為にジンバルで演奏シーンをノーカット撮影しました。


    6.    編集・カラーグレーディング


         楽曲の展開に合わせてカットを構成し、

           前半と後半のトーンが自然につながるようにカラーを調整。
         前半はやや暗めでコントラストを抑え、
後半は光の量を増やしつつも、

           世界観は崩さない色味に仕上げました。


   7.    最終調整・納品


        お二人と一緒に全体の流れやカット選びを確認し、

          微調整のうえでYouTube用データとして納品しました。

担当範囲

    •    コンセプト設計・企画立案

    •    構成案・簡易絵コンテの作成

    •    ロケーション・スタジオの選定


    •    撮影内容のプランニング

    •    撮影(倉庫街ワンカット/スタジオ演奏シーン)

    •    ライティングプランの設計・オペレーション


    •    カラーグレーディング(DaVinci Resolve)


    •    編集(Final Cut Pro)


    •    テロップ

この映像を制作したビデオグラファーについて

この事例に近い料金の目安

こちらのようなロケ+スタジオの二部構成MVは、

 


    •    ロケハン


    •    夜間撮影


    •    スタジオライティング

 


などを含みますが、ワンカット撮影で約3時間の撮影だった為

料金ページでご案内している


**スタンダードMVプラン(20〜30万円程度)**

 

が目安となります。


ご予算や撮影ボリュームに合わせて、無理のない形でご提案いたします。

動画制作のご相談・​お問い合わせ

「こんな動画って作れますか?」「だいたいどれくらいの費用になりそう?」など、
小さなことでもお気軽にご相談ください。

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